～時を越えて～ 時を越えた少女と桜の木の下の誓い

ｶﾞﾀﾝｯ！


「ﾊｧ…ﾊｧ…ﾊｧ…ﾊｧ……」


どうやら本当に、さっきの縁側で寝てしまったようだ。


辺りはまだ少し薄暗い。


もうそろそろ、朝がくるようだ。


それにしても…


「ﾊｧ……夢…か…」


また、あの夢を見てしまった。


「…最悪」


何であんな夢をみてしまうのだろう。


見たくないのに…


嫌なのに…


「顔…洗いたいな」


井戸は何処にあるんだろう？


まだ此処に来たばっかりだから、よく分かんないや。


まぁ


そこら辺を歩いていれば見つかるかな。


そう思った私は立ち上がり、縁側を後にした。