~時を越えて~ 時を越えた少女と桜の木の下の誓い




縁側に座った私は一度、大きく深呼吸をした。


ふぅ…


なんとか落ち着いた。


何だかここの空気はどこまでも澄んでいる。


そんなことを思いながら空を見上げる。


月が綺麗…


そういえば、住んでいた街は空気が汚れていたなぁ。


てか、月を見たのは何年ぶりだろう。


最後に見たのは…


あぁ、思い出した。


あの日の夜だった。


月に誓ったんだよね。


誓ったというより決めたって言うのかな?


あの日の月はあんまり…綺麗とは言えなかったけど。


だけど…


私にとって暗闇の日々の始まりだったな。