「ふぅ…」


ギリギリセーフで遅刻を間逃れ、学校に着いた桜は自分の席に着くなりずっと桜の木の事を考えていた。


今日の桜の木、何で今日はあんなに綺麗に見えたんだろう…?


桜は誰にも気付かれないよいに自分の手を胸に押し当てた。


何だか胸騒ぎがする…


私にこれから何が起ころうとしているの?


「………」


桜はそこまで考えて頭を振った。


そんなはずがない。


こんなに平凡な私に何が起こるって言うの?


…今日、部活が終わった後もう一度見に行こう。


そしたらこの妙な胸騒ぎもおさまるかもしれない。


この胸騒ぎの根源があの桜の木だと思った私はそうする事にした。


その時、丁度担任の先生が入って来て何時も通りHRが始まった。