「あの、すいません。つかぬことをお聞きしますが…」
「ん。なんだ?」
「今は西暦何年何月何日ですか?」
すると、二人は不思議そうな顔をしながら、土方が答えてくれた。
「せぃ…せいれき?何だか知らねぇが今は文久三年三月十五日だが…
それがどうしたんだ…?」
私の質問に答え終わると土方が質問してきた。
「………」
しかし、私はその質問には答えられない。
どうせ言ったて信じてくれる訳がない。
「未来から来ました」なんて言って信じてくれる人がどこにいる?
はっ?お前頭大丈夫か?って思われるだけだろう。
タイムスリップした私さえ驚いたんだから。
言ったって無理だ。
人間なんて、人なんて愚かで臆病で1人じゃ何も出来ないただの弱い生き物。
哀れで可哀想な生き物。