~時を越えて~ 時を越えた少女と桜の木の下の誓い




私は聞く事を諦めた。


(まだ、ここが"あの場所"と決まった訳じゃない…。)


早く聞きたいが、確信も何も無いため諦めるしかなかった。


焦る気持ちを抑え、頭の中を整理していく。


「此方に着いてきて下さい。」


私は男に言われた通りに靴を脱ぎ、建物の中に入っていった。


(やっぱりここは、あの場所なのか……?)


長い長い廊下を男の後ろ姿を追いながら、歩いて行く。


その間にも、私の思考は止まらない。


長い廊下を暫く歩くと男はある部屋で足を止めた。


考え事をしていた桜は止まったことに気付かず、そのまま男に突っ込んでしまった。


「わっ…」


桜は体勢を崩しそのまま頭から落ちる様なかたちになってしまった。


(ぶつかるっ)


桜は目を固く閉じた。









フワッ









「大丈夫ですか?」










(え?)