「それにお前は綺麗だからなんでも似合うよな~」
「!!!っせ、先輩…!」
「ん?なんだ??」
先輩は頭上に?を浮かべる。
「…い、いえ…何でもありません」
そんな先輩から顔を隠すように目線を地面に逸らした。
びっ、ビックリした~…。
そう言えば、竜也先輩って恥ずかしいことさらりと言える人だった…。
本人にその気がないのに、相手が勘違いしよく告白されてたっけ…。
天然なくせに、主将だったんだよね…。
頭の片隅の方にあった平成での記憶を思い出しつい、笑みが零れた。
「なに笑ってるんだよ?」
一人で笑っている私を不審そうな目で見てくる。
「いえ、思いだし笑いですよっ」
「?」
気にしないでください。と言えば、気になるから言え!と言われた。
そして終いには、わき腹を擽(くすぐ)られる。
「ちょっ…せんぱっ、く、くすぐったい…」
「教えないからやだ」
やだとか…
「子供ですか…」
「少なくともお前よりは年上だ」
「じゃあ、オジサンですね」
「…よし、お前今度試合したときこってりとしごいてやるからな」
「嫌です」
と言えば、互いに睨み合いが始まり
「「、あはは!!!」」
一緒に笑い始めた。
「こんなに話したの久しぶりですね」
「そうだな。お前学校では俺とあんまり話さないようにしていたみたいだし…、それに…」
「''それに''?」
「………」
「先輩…?」
