静かなのはいいんだ。


いいんけど…


何か…キツイ。


だって土方さん、眉間に皺寄せて何か考えてるみたいだけど、時折、こっちの方を見てさらに皺を寄せ、溜め息を吐くんだもん。


(何か私、土方さんを困らせるような事した?)


ここ一週間の自分の行動を振り返る。


が、特に目立った行動をとった記憶がない。


(…朝起きて、朝御飯作ったりして…屯所内の掃除をしたり、洗濯をしたりとか、家事全般やっていたから…んー…)


これがここ一週間の私がとった行動。


これでも、ここでお世話になっている身。


迷惑を掛けないように、問題を起こさないように過ごしてきたつもりだ。


思い当たるものは全然ない。


「桜、お前…」


「、はい」


と、


さっきまで、此方を睨む様に見てきた土方さんに突然声を掛けられ、少し吃驚(ビックリ)しながらも返事をする。


「お前やっぱり…」


「え…?」





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