皆さんだって私が居なくなったって別に困る事は何一つ無いんだし。
平成に戻った時、私一人だけ悲しんでいるなんて…
一方的な想いなんて
気持ちなんて…荷物なだけだ。
ここには思い出も何一つ残さないように…作らないようにしなくちゃ。
この人達といたら何かが変われると思ったけど…
(変わるわけがない…)
変われる訳がない。
まだ…疑われているみたいだしね…
早く未来に帰りたい…
訳では無いけど、ここに居る意味も無いないどうせなら元の時代に戻った方がいいんだろう。
まぁ
こっちの時代で朽ちるのも選択肢の一つかも知れない。
むこうの汚れた場所で死にたくはないもんな…
死ぬならば出来ればこっちの時代がいい。
「ん?おい桜」
藤堂さんと永倉さんの何時ものおかずの取り合いを五月蝿そうに見ていた原田さんが声をかけてきた。
「……あっ、はい」
私は考えて事をしていた為、返事か遅れた。
「どうしたんだ?ぼーっとして」
「あっいや、…何でもないです…」
「そうか?」
原田さんは私の考えを読み取るかのように視線を向けてくる。
