「僕を驚かそうとしても無駄だよ?」
耳元で沖田さんが囁く。
「あ、あの、沖田さん?」
「ん?何ですか?」
妖艶に微笑む沖田さん。
「何ですか?」って聞きたいのはこっち何ですけど…
だって今の状況…
私の目の前に沖田さんの顔があって、その後ろには天井が見える。
そして、今の体勢は私が仰向けで…
沖田さんが…何故か私に覆い被さるように上にいる。
可笑しいよね?
私が驚かそうとしたのに…
沖田さんに目をやる。
すると、ばっちり目が合ってしまった。
「どうしたんですか?」
またしても妖艶と微笑む。
カァァと顔が赤くなっていくのが自分でも分かった。
「な、何でもないです!」
