~時を越えて~ 時を越えた少女と桜の木の下の誓い




「おい」


「………」


「おい!聞いてんのか!」


「…あ、何?(そう言えば、この人達の存在忘れてた。)てかこれ何かのドッキリ何でしょ?今時、そんな頭に袴、そして刀なんて居ないよ?」


私がそう言うと話しかけてきた男は額に青筋を浮かべた。


「…さっきから聞いてりゃ。いい気になるなよ!女だからって斬ってやる!」


男はそう言って腰に差してある刀を鞘から抜いた。


え?


ちょ、ちょっと待って!


それ、偽物だよね?


真剣じゃないよね!?


真剣だったら私、死んじゃうじゃん!