「ぅ……んー」
あれ?
目を覚ますと誰かの部屋の中だった。
そう言えば私…何していたんだっけ…
「…そうだ!沖田さんと逃げてそこで私が沖田さんに酷い事しちゃて…」
追いかけた…
でもそこからの記憶がない…?
何で?
「てか、ここ何処?」
辺りを見渡すと真っ暗で、閉まっている障子からうっすらと月明かりが入ってきている。
「スゥー…スゥー…スゥー…」
「?」
その時、隣から何か聞こえてきたので見てみると…
「!?」
沖田さんが寝ていた。
しかも、私の手を握っている。
どうしてこうなったのかは分からないけど…
とりあえず落ち着いて、私…
体が震え始める。