沖田さんはあの男達じゃないのに…
「沖っ…田さん…」
「ぁッ…すいません!」
「え?」
何も言って来ないので声をかけたら急に謝ってきた。
「何か僕、桜さんが嫌な事しちゃったみたいで…」
沖田さんは俯いて言った。
「いや…違っ…ぅ」
私は急いで否定しようとしたがって拒んだのは確かで何も言えなくなった。
「すいません…」
けど、決してあなたが悪いんじゃないんです…
「いいんです!!桜さんが謝る必要はないんです!」
俯いていた顔をあげて言ってくれる沖田さん。
「じゃあ、僕はこれで…」
そう言ってこの場を去ろうとした。
「あッ!待って下さ、ぃ」
私は慌てて沖田さんをひき止めと声をかけた。
しかし、沖田さんはこっちを振り向いてくれない。
誤解なんです…
「沖田さん…」
早く誤解を解かなきゃ…