はぁ~


考えていても何も始まらないか…


よし、取り合えず歩こう。


そう思った私は、竹刀と鞄を持って歩き出した時。


「おい、そこの嬢ちゃん。」


「………」


私は辺りを見渡す。


「おーい…」


「(んー…どっちに行こう…)」


「…そこのお前だよ!」


「…あ。私ですか?」


「そうだよ」


後ろを振り返ると、男達が5人いた。


何か、絡まれたっぽい。


「あの…何ですか?」


面倒臭い。


「こんな夜遅く、1人で何しているんだ?俺達と遊ぼうぜ?」


男達はそう言って、ニヤリと笑った。