まぁ…


強いかどうかは置いといて、腕には自信はある。


自分で言うのもあれだけど…


実は桜は毎年行われる大会で必ず一位を取っていた。


彼女はそんなの当たり前だと思っているが…


その大会は男女混合なのでそれは凄いことなのだ。


「…分かりました」


任された以上断る意味も必要もない。


そもそも私はここに住むのだから。


皆の役にたたなくてはいけないのだから。


「よし、じゃあ下がっていいぞ。くれぐれも隊士達には女だとばれないようにな」


「はい…失礼します…」


「あぁ」


スゥ―――…


私は部屋を出ようと立ち、障子を開けた。


ドサッ!!


「キャッ…」


私が障子を開けきるともの凄い音をたてて倒れこんできた。