同じ色したガラス玉を
いくつも集めてた

いくつかのガラス玉には
瑕がはいってた
でもその瑕あとからは
光がこぼれてた
同じ色したガラス玉から
あたらしい色が生まれてた

それは
日曜日の夕暮れのように
うつくしい光だった



色違いのガラス玉を
いくつかまぜてみた

色とりどりのガラス玉
万華鏡のように
でも
ふと気がついて
透き通った
色のないガラス玉を
探しに出かけた

すべての色を
生み出していたのは 色もない
透明な光だった


夕陽に透かした
ガラス玉を
のぞき込んでみる
万華鏡のように

まるで日曜日の夕暮れのような
すべては
うつくしい
幻だったのかな