secret voice

その日の朝の電車はいつも以上に混んでいた。

…っ!嘘でしょ…?
痴漢!?気持ち悪い…。
声出さなきゃ…。
恐くて…声でない…。

痴漢男「うわぁっ!」

男の腕が私から離れた。
振り返るといつもの男の子が男の腕を握っていた。

男「い、いたっ!
何をするんだ!?」
伊織「はぁ?
女子高生のケツ撫でまくってるてめぇこそ何やってんだよ?」

男の目つきはいつも以上にキツく男も私も凍りついてしまった。

男「ヒィ!ち…痴漢です。」
伊織「チッ」