私がそういった瞬間。
その人は崩れ落ちた。
私は慌ててその人につられてしゃがみこんだ。
「・・・・。美亜。」
その人から出た‘美亜’という名前。
あぁ。この人も私と同じなのか。
私はその人が泣き止むのを待った。
十分たったくらいにその人は
立ち上がった。
一緒に立ち上がった私をみて弱く微笑んだ。
「ごめんね。いきなりでびっくりさせちゃったね。
ほんとうにごめん。・・・・・・。
でも君のおかげですっきりしたよ。
ありがとう。」
私は特に反応せず
「いえ・・。こっちこそ意味わからないこと
急にいってしまって。
ごめんなさい。」
ぺこっとお辞儀をしてじゃぁ・・。
とつげて帰ろうとしたとき。