「美羅。もうあがっていいよ。」 時計を見ると10時を過ぎたところだった。 ナナさんは私がここで働き始めてから 10時には帰らすようにしてる。 「はーい。」 私は素直に私服に着替えにいった。 夜の繁華街は本当に物騒だ。 私は存在を消しながら歩く。 下を見て歩いてたら誰かにぶつかった。 「あ・・。すみません。」 ハスキーな声だった。 なぜかひどく安心する声だった。 私は本能でその人を見た。 猫は出会った。 生涯、傍にいてくれた人と・・・。