ハッとして俺は慌てて訂正しようとしたけど
「ッち、ちが・・・・」
「・・・。うん、カズキの言う通りかも知れない。」
美羅が俺の言葉をさえぎった。
一瞬俺を見た美羅の目はとても暗い目をしていた。
もうあきらめたような目。
「私もそろそろ降りようかと思ってたんだ。」
次の総長はカズキだよ。
そう美羅が俺の目をみていったとき
美羅の目に暗い色はなかった。
幹部たちは美羅がやめるなんて反対だ。
そういっていたけど
美羅が決めたんだから何もいえなくなった。
昔からそうだった。
みんな、綺羅には逆らえるけど
美羅には逆らえなかった。

