---バキッグシャッ---




さっきまで目の前にいた気持ち悪い男たちが
私の前で倒れこんだ。


「お・・・おまえ・・どこのもんだ・・」


ボスらしい大柄の男が私を見上げた。
私はフードを被り直しながら
男を蔑んだ。



「さぁ。私は誰なんだろうね。」



自分でも怖いと思うほど冷たく低い声がでた。




冷たい私の笑みに男は目を見開いた。





「お前・・・お・・・・・んな・・・」





そういいながら男は気を失った。





「女で何が悪い?」






私落ちていた服を着なおして汚れた路地裏を後にした。