゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。


「なおちゃんは食い

しん坊なんだねぇ。

だけどー、制服びし

ゃびしゃじゃんけ。

これじゃあ午後は授

業でれないねぇ」

さ、立ってたって。

脇の下に手をさしこ

まれて立たされる。

ぎゃあ! どこさわ

っとんじゃボケッ。

心の中で叫び、パン

チをくり出した。あ

っけなく、骨ばった

手のひらにキャッチ

された。

「元気いいね~。

俺、ケンカまあまあ

強いよ? 勝負しち

ゃう? とりま、行

きますか」

ひょいっとかつぎあ

げられる。ジタバタ

したいけど、変な風

に落とされたらケガ

しそうでできない。

「いざ! 愛の園へ

。たらりらたらりら

り~」おかしな宣言

をして、彼はのっそ

りのっそり前進する