゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。


「なんで?」

「理由なんてないし

。あんたと友達だっ

た覚え、あたし、全

然ないから。あんた

が勝手に親友とか呼

んでただけ。まじ、

うざかった。ずっと



息が止まる。言葉だ

けで死んでしまいそ

うになる。なおはま

ばたきを忘れ、凍り

つきそうな目で、

ぼんやりこのみを見

つめる。彼女は虫で

もふり払うみたいに

して、うしろをむい

た。

梅雨が近く、外はも

うむし暑いくらいな

のに、体が冷えてい

く。
 ずっとうざかった

……。嘘だ。

 ドングリを、にぎ

る。

 でも、本当かもし

れない。このみは優

しいから、嫌なこと

があっても笑ってご

まかしちゃう性格だ

し、あたしは今まで

自分の好きなようにやってきたし……。