゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。


明るいピンクのチョ

ーク。雑巾でふきと

るもやもやした気持

ち。

 授業中は相変わら

ず消しゴム攻撃で、

シャーシンやノート

をくしゃくしゃに丸

めたものなんかも飛

んできた。気がつく

と、背中にまとを描

いた紙がはられてい

て、点数の代わりに

、髪抜きの刑とかス

カートめくりの刑と

か盗撮の刑とかヌー

ド写メの刑なんて記

されていて、これに

はぞっとした。腹立

ちまぎれにやぶき、

ゴミ箱へ捨てる。反

抗的なことをしたか

ら、また教科書を新

しく買うはめになる

かもしれない。

 こんなことになる

んなら、吉良よしお

に握手なんかされな

かったのに。ゆみが

好きだってのを知っ

てたら……。目のき

わに流せない涙が浮

かぶ。