゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。


綿毛のようにぼんや

りした輝きを放つワ

ンピースがふくらみ

、ガーベラの咲いた

サンダルのつま先が

こちらをむく。

「よ、妖精」

片手をあげてヒヅメ

を踏みだす。

「こんばんわ、

ブタ」

少女は疲れたように

微笑んだ。

「また来たんだー」

「来るよ。ここ、散

歩コースにしたから

ね」

「ふーん」

欄干にひじをのせて

頬杖をつき、うさん

くさそうな目でブタ

を見る。ゆらゆらと

空気が揺れる。彼女

の髪も一緒にゆれる

。

「あたし、本当に妖

精なんだよ。自殺と

めようとしてるんな

ら、無意味だよ。ど

うしたってそのうち

、川床に行かなきゃ

なんないんだから」

ため息をつくように

呟く。