゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。


 あの子のことを聞

いてみよう。ゆみ達

はいないし大丈夫。

 さっき吉良に握ら

れた手を閉じたり開

いたりする。不本意

な握手だったが、あ

たたかかった。胸ポ

ケットに手をのせ、

息をすう。

「あの吉良って子、

どんな子なの?」

「あー、っとね」

説明しようとこっち

をむいた彼女が、ぐ

むっと唇をとじる。

窓辺で話している女

子と、机で寝たふり

をしている男子の

背中に、緊張が走っ

た。
「ごめんなさい、直

角さん。あたしあん

たと話しちゃいけな

いんだ。他のみんな

もそうだから話しか

けないでね。ゆみっ

ちのご機嫌損ねたあ

んたがいけないんだ

から」

白けたように、それ

だけ言うと周囲を見

まわして、ダルそう

に息を吐いた。