ずいずい近よってく
る。そして鼓膜の破
れるような声をだし
た。
「やっぱり!」
歯をみせて笑い、万
歳する。
なに!? となおは心
の中で叫んだ。なに
この人。初対面だよ
ね。誰かうしろにい
るのかと思ってふり
返ってみるが、窓し
かない。
「あの名前なんっつ
うんですか!? 俺、
ファンなんです」
「はぁ……」
がしがしぶんぶん強
引に握手されながら
彼女はポカンとする
。
ファンってなんの?
クェッションマーク
襲来である。
「直角なお……です
」
「なおちゃんね!?
まじ尊敬してます。
むっさカッコイイっ
す!」
初対面だよね?
ちんぷんかんぷん
だ。
「あの、また会いに
来ていいっすか!」
「はぁ、あの……」



