えーっ! と不満を
爆発させたような声
があがる。
めんどくせぇ。
またかよ。
いっらねー。
キツイわ、まじ。
教室の空気が、一気
にほどけて、だらけ
る。
「文句なら、ゆうと
に言え。じゃあ進む
ぞ。ページめくれ」
そして彼はなおをふ
り返り、教科書をめ
くりながらウィンク
した。
なに? 先生。
彼女は涙になりか
けていたものをひっ
こめて、鳥肌のたっ
た二の腕をさすった
。
原因はなんなんだ
ろう。最近気がつく
とこう考えている。
このみに嫌われちゃ
った理由、みんなに
嫌われちゃった理由
、こんな仕打ちを受
けなくちゃいけない
理由。考えてもよく
わからない。原因な
んてないように思え
る。



