゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。


 精力的に緑が生い

茂る、校舎の東側。

砕けた日射しを浴び

る屋根の下、よしお

はきみひろに、ひき

しめた顔をむけた。

それは放課後で、な

おは下駄箱で、この

みからの手紙を見つ

けていた。

『絶交しようとか言

われるまでもないよ

。あたしはずっと絶

交したかったもん。

あんたはいっつも自

己中でバカでむかつ

いたし、友達とか一

度も思ったことない

よ。前からずっと嫌

いだよ。だけど、一

応謝る。ごめんなさ

い。いろいろやりす

ぎたかも。あと……

そう、ゆみの物隠し

たの、あたし。よく

わかったね。じゃあ

、元気で』


内容に目を通して、

彼女はふっくらした

安堵の息をついた。