゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。


「あのさ」

彼が声を発すると、

教室は静まりかえっ

た。

「家出っていうか、

放浪の旅? 人生に

ついて考えてみたく

なって、ちょっとふ

らふらしてただけな

んだけど」

彼女はふきだしそう

になった。そんなセ

リフ、誰が信じるか

、と。しかしみんな

は違った。そんなバ

カバカしい一言で、

ほぼ全員が納得して

しまったのである。

あいつって、ああい

うよくわかんないと

こあるよなぁ、と。

なおとの関係につい

ては否定も肯定もせ

ず、冷たい視線を送

るのみ。態度で示す

のが一番だった。噂

は数日で息たえた。




「俺は納得してねぇ

からな。確実に家出

だったろ。なんか悩

みがあんだろ? 言

えよ」