゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。


 それから――。な

お達は恐るおそる家

に帰った。彼女は母

親にこっぴどくしか

られ、彼はあの格好

をとやかく言われる

ことなく、泣きはら

した目の母親に、優

しく抱きしめられた

。ちゃんと生きてい

た。別々の形で、そ

れを実感した。彼の

親が学年中の生徒に

電話をかけていたた

め、『優等生家出』

というスキャンダル

を知らぬ2年生はい

なかった。登校する

なり、きみひろとな

お

が朝帰りしたとか、

付き合っているとか

いう噂がささやかれ

ているのを、耳にし

た。呆れてしまう。

ヒソヒソされて、笑

われても、どこも傷

つかない。ただ呆れ

てしまう。一足先に

席についていたきみ

ひろは、冷笑してい

る。