゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。


「やだよそんなの。

というよりさ、きみ

ひろ君。あたしを川

からひきあげてくれ

たのきみひろ君?」

骨がサビつきでもし

たみたいに、彼はキ

リキリと左右に首を

ふる。

「あたし達、たしか

に川に落ちたよね?」
「う、ん」

「だったらさ、じゃ

あ……誰が」

むあっとした陽気の

なか、ふるえながら

抱きあう。

「と、とにかく……

俺たち生きてるよね

?」

「うん……心中しか

けたみたいだけど」

きみひろは、ふぅっ

と息を吐いた。

「あのさ……死にか

けたことも俺が女に

なりたいってことも

、誰にも言わないで

ほしいんだけど」

「うん」

彼は肩の力を抜いて

、ふんにゃり笑った