「起きれっ」
叫んだら、パッチリ
とまぶたをあけた。
ガバッと起きあがっ
た彼と、ひたいがぶ
つかりあう。2人し
ておでこをおさえ、
体を丸める。
いたたたたた。
「おはよう。ここは
……」
「河原みたいだよ」
ぼぅっと並んで、く
つろいだ猫のように
陽射しをあびる。カ
ラスが太陽を横切る
。飛行機雲が健やか
にのびていく。なん
とはなしに腕時計を
確認して、彼は勢い
よく立ちあがった。
「学校、もう始まっ
てる」
「太陽が高いもんね
。お昼くらいかな」
「うん……行かなき
ゃ」
「そうだね」
なおも腰をあげる。
「なんか俺、変な夢
見てたわ」
腕をくみ、首を右に
傾ける。



