ぼぅっと赤ばみ、彼
はうつむいた。
「心配」
「なんであたしが心
配なの!」
なおは眉間にしわを
よせる。
「あたし、そんな、
心配させるようなこ
とした!?」
「だって……また、
うっかり窓から落ち
そうになったりする
かもしれないじゃん
か」
「あんなことしょっ
ちゅうやるわけない
でしょ!」
真っ赤になって語気
を荒らげ、唾をのみ
こむ。
「そんなに心配なら
さ、あたしと結婚し
てよっ」
好奇心と恋心と意地
悪い気持ちが頭の中
でダンスする。
「結婚!? 俺達中学
生だよ!?」
「そんなのわかって
るしっ」
全力で歪めきった表
情を正して、彼はま
たもや土下座する。



