゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。


「小さな頃はみゆの

服借りて、隠れなが

ら昼間も歩いてたん

だよ」

なおの視線をすくい

あげるように見て、

柔らかく苦笑いする

。彼女は、あっ、と

声をもらした。パズ

ルのピースがカチリ

とはまる。

 ドッペルゲンガー

なんかじゃない。ト

ラックにはねられた

よしお君を助けたの

は――。

「今はほら、ゴツゴ

ツしちゃってさ。い

ろいろ粗が目立つか

ら、こんな格好、夜

しかしないんだけど

……」

さわさわと風が鳴る



「でもこういうのや

めたかったんだよね

。こういう自分、認

められるほど強くな

いし、俺。だから、

幽霊見たとか嘘つい

た」

「嘘だったの?」

カツラをもてあそび

ながら、こくんとう

なずく。