゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。


にこやかに笑って

「防水じゃないだろ

 ?」

「……うん」

「な、ほら他の方法

探そう」

なおは泣きながら、

じぃっときみひろを

見あげる。

「ひどい」

「な、なんでだよ」

「あたしが飛び降り

ようとした時、きみ

ひろ君、とめたくせ

に。怖かったって言

ったくせに。自分は

勝手に死のうとする

なんて……」

彼はゴルフボールで

も飲んだように真顔

になって、めんどく

さそうにカツラをも

ぎとった。

「悪かった……」

鉛のようなため息を

つく。

「でもおまえとは事

情が違う。ってゆう

か、おまえは死ぬつ

もりじゃなかったん

だろ。俺は真剣に死

ぬつもりだった」