゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。


「あんた」

急に肩をつかまれた

。心臓が停止する。

凍りついた表情でキ

リキリ振り返ると、

毛虫のようなものを

ほっぺたに貼りつけ

た、赤黒い顔のオバ

ケがいた。髪が……

頭皮からずれている

。ぎゃあ! 悲鳴を

あげた。オバケも悲

鳴をあげた。お互い

背をむけて、脱兎の

ごとく逃げ出した。

しばらく行って、我

に返って、同時にふ

り返る。

 ……人間なの?

「おま……直角」

なんで名前知ってん

の。

 警戒して、一歩ひ

く。

 あれ、でもこの声

……って。

 なおはワンピース

を見て、それが妖精

であることを理解し

た。カツラがずれて

落武者みたいだし、

化粧が溶けて顔は大

変なことになってい

るが、間違いない。