゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。


ぼうぼうとした荒野

が、

どこまでも

どこまでも

広がっていたからだ

。まるで、世界が終

わってしまったよう

な、寂しい景色。一

瞬、背筋がゾッとし

た。

「そんなわけないっ

 て」

 妄想を笑い飛ばし

て、ゆっくりまばた

きする。川のほかは

、暗い緑の草ばかり

。ずうぅっと、果て

の果てまで続いてい

る。風が地平線まで

、とがった葉をかき

わけていく。

「どこ、ここ」

立ちあがって、びし

ょ濡れの制服をしぼ

る。答えるのは葉ず

れの音ばかり。虫の

声もしない。星もな

い月もない。空は、

暗幕のような黒一色

。ずーんと、腹の底

から寂しくなるよう

な場所である。涙が

あふれる。