誰がやるかよ、
くそ、
ばか、
ぼけ。
死にたいって思った
こともあるけど、今
は違う。
ちがう、
ちがう、
ちがう。
生きていたい。きみ
ひろ君に会いたい。
会って、せめて、好
きだってぐらい言い
たい。だけど、もう
体のバランスがとれ
ない。息をしてるの
かしてないのかもわ
かんない。ぐるぐる
と何もかもが、濁っ
た渦の中にすいこま
れていく。
生きたい。
パッと目を開くと
、夜だった。横で、
ざあざあ川が流れて
いる。
誰か助けてくれた
んだ……。
ぼやけた目で恩人
を探す。人の気配は
ない。
「……え」
あたりを見回して、
なおは目を見張った
。



