今にもこぼれ落ちそ
うな、星のまたたき
に息をふきつける。
前髪がふわっと、宙
に浮かぶ。
きみひろ君が、永
遠に帰ってこなかっ
たら……。ううん、
きみひろ君にかぎっ
て、そんなことはし
ないと思うけど……
。でも、もし、そん
なことになったら、
よしお君もみゆもあ
たしも、たぶん1回
死ぬだろう。
冷めた瞳で、大気
を射抜く。
悩みなんてないみ
たいに見えたのに。
ふ、と目線をさげ
た。通りの向こうか
ら、ブタと妖精がや
ってくるような気が
した。ぷきぷき
ヒヅメを鳴らしなが
ら、すりすりビーサ
ンをひきずりながら
。だが、もちろん、
そんなことはない。



