゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。


マンホールがあいた

ら下水道まで探した

かもしれない。彼の

気配の粒子さえ見逃

さないように、つぶ

さに探す。とにかく

体力勝負であちこち

まわった。歩いてい

るだけなのに、息が

あがってくる。足の

裏がしびれて、感覚

が鈍くなってくる。

電柱によっかかって

少し休む。チカッチ

カッとまたたいて街

頭がついていた。空

を見あげると、透き

とおった薄紫の夜が

星をたたえていた。

汗にしみる涼しさで

、風が吹く。

「もう、夜なんだ」

脚は震えているけれ

ど、あまり疲れは感

じない。

 まだ歩ける。

 息を張り、足を踏

みだす。ぷちっと豆

が潰れた。かすかな

痛みに顔をゆがめる