ゆらゆらと信号らし
きものが見える。日
脚に目をすがめ、
ポケットからケータ
イを取り出すと、2
時だった。太陽がき
つい。ぐぅっとおな
かが鳴る。きゅうっ
と胃がきしむ。朝か
ら何も口にしていな
い。ふらっと倒れそ
うになる頭をおさえ
て、公園を探し、が
ぶがぶと水を飲む。
「よし……」
カンカンに熱された
頭を噴き出す水につ
っこむ。カッパみた
いに濡れそぼった髪
をふり、濡らしたハ
ンカチで顔をふく。
再び歩きはじめる。
足に、豆ができてい
るようなヒリヒリし
たふくらみを感じる
。
路地裏も川も他人
の家の庭も、公園も
部室もたしかめる。
道行く人に尋ねてみ
たりもした。



