あちぃあちぃと胸元
をぱたぱたさせる。
「うわ言って?」
なおはむずむずしな
がら聞いてみる。
「お化けがでた、お
化けがでたって。あ
んなんでもガキはガ
キなんだな。まあだ
けど、賠償金払う親
には同情するよ。校
舎も少し焼けちまっ
たし、窓ガタガタだ
しなあ」
ふたりはチロリと目
を合わせた。
「それで……今日は
、学校は……」
「今日は休校だって
、連絡網回したはず
だぞ」
「そうなんですか!
気づかなかったなぁ
……。ありがとうご
ざいました。さよう
なら」
彼らは不自然なほど
元気にそう言って、
ニヘニヘしながらフ
ェードアウトする。
額には汗粒が浮いて
いる。



