眉毛をつりあげたき
みひろが、つついて
も鍋をオタマで鳴ら
しても、しまいには
キレて蹴とばしても
、ぐーすかぐーすか
眠っている。地球が
破裂しても目覚めな
そうだ。畳にしがみ
つくようなうつぶせ
で、幸せそうにふや
けた表情を、なおは
すすり笑いながら見
おろす。
「やっぱサボりだな
。バカップルめ」
メガネの位置を正し
て、彼は苦笑した。
で、2人は内心び
くびくしながら、登
校した。学校はどう
なっているだろう。
まさか全焼? ま
さか、ね……。
校門前。目に入る
校舎は、ほとんど無
事だった。けど、な
んだかえらい騒ぎで
、イエローテープが
張りめぐらされ、野
次馬がいっぱいいっ
ぱいいた。



