「どくかよ。くらえ
っ光の力を!」
花火に火をつけて、
光を乱舞させる。
「やめれ、あぶねぇ
だろ!」
とか言って、自分も
筒状の花火を燃やし
て、かまえる。
「お、やる気だな」
「おぅ、決闘だ」
てんやわんやの騒ぎ
である。弾ける笑い
を含んだ、声。ぼん
やりと浮かびあがっ
た、たけ長の葉っぱ
の群れに、光の噴水
がサァサァ降り注ぐ
。わきあがる煙は、
赤や青や金の輝きに
染まり、天高く昇っ
ていく。かすむ闇に
のぞく、笑顔。まる
で、雲の切れめから
のぞく太陽のように
、きみひろの一挙一
動がきらめいて見え
る。川風が吹く。ど
んどん吹け、となお
は思った。



