ふぅっと気だるそう
に息を吐いて、きみ
ひろの肩に手を置き
、和服のお化けはコ
ソコソと耳打ちした
。彼はわなわなと体
をふるわせ、ガーッ
とほえる。
「そんなんじゃねぇ
! そんなことばっ
かに気ぃつかうな!
俺と直角は! 友達
以外のなにものでも
ないっ」
真っ赤になっている
と思われる顔で怒鳴
って、うっひょっひ
ょっと逃げ回るみゆ
を追いかけまわす。
「きゃぁー怖い。よ
っちゃん助けてー」
彼女はよしおの背中
に、ひょっこり隠れ
た。
「ハッハ、図星で逆
ギレとはな。大人げ
ないぞ。きーみひろ
君」
「うるさい! 俺は
立派に子供だっ。そ
こをどけ」



