゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。


 ひとまず仕事を終

えたきみひろは息を

殺して近くの茂みに

隠れている。全身汗

でびっしょりだ。ウ

ェストポーチの口を

あけ、花火から取り

出した火薬の量を確

かめ、じっくりと思

考をめぐらせる。

 プラグを引き抜い

たみたいにスピーカ

ーが歌うのをやめた

。屋上から人影が落

下する。蒼白い光り

が茂みから這い出て

きて、木のてっぺん

まで跳ねあがる。ぷ

るぷるとぶれて光が

消えた。……と思っ

たらば、別の木のて

っぺんに現れた。木

立の間を軽々と渡り

、激しくジャンプし

、幻のように焼失す

る。

「なんだあれ……火

 の玉?」

つかの間、彼女らが

気をとられていると

……ボンッと新たな

爆発音がした。