゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。


ライターの上で、ワ

ニの歯がゆらめき、

ふぅっと消える。

「……なんだ?」

不安げな呟きに答え

るように、赤紫の提

灯(ちょうちん)が

ぶらんと浮かんだ。

数メートル先から、

ゆらゆら揺れながら

漂ってくる。蛍光緑

の火の玉も、ふわっ

と生まれた。明かり

の周囲を優雅に泳ぐ

。リーダーは奥歯を

噛みしめ、武器をに

ぎりしめる。

「てめぇら舐めてん

 じゃねぇぞ!」

煙が湧いてきて、濃

い霧のようにたちこ

める。目にしみて涙

がでてくる。そのな

かを、バタバタと足

音が近づいてきた。

そして、通り雨のよ

うに遠ざかっていく

。姿は見えない。お

かしい。彼女らの背

筋を冷たい汗が流れ

る。