゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。


と、布を裂くような

かん高い悲鳴が響き

渡った。

「なんだ?」

 スピーカー?

 ユキは首をかしげ

て視線をあげる。童

謡のようなものが彼

女らの背後から近づ

いてくる。ふりかえ

る。パッと明るくな

り、人型が現れた。

輪郭がボコボコして

いる。よく見ると、

無数の眼球だった。

目玉に覆われた人型

のもの。ぎょっとし

ているあいだに、電

気は消えた。

「なんだ……今の」

息を凝らす。ぴゅう

っと笛を吹くような

音をたてる火花が、

腕をかすって飛んで

いった。驚いて落と

したライターが、ユ

キの上着に点火する

。ロケット型花火を

飛ばしていたみゆは

素で悲鳴をあげてし

まった。