なにも見えないなか
、きみひろとなおに
木刀を奪い取られ、
力任せに殴られまく
っているからだ。蜂
の巣とりに使うらし
い煙幕に点火。あち
こちで咳き込む音が
する。マスクをした
彼と彼女は手加減な
しで、ひたすらボコ
ボコにする。奪った
バットや鉄パイプも
使った。
全員に意識がない
のを確認してからき
みひろは息をつく。
「こいつら……これ
で俺達殴るつもりだ
ったんだな。死ぬだ
ろ普通」
「死んでないよね?
血がでてる人いっぱ
いいるんだけど」
「知るか」
吐き捨てるように言
ってケータイをひら
く。ブルーの光が闇
に灯る。暗視ゴーグ
ルをはずしてメール
を確かめ、彼はふむ
ふむとうなずいた。



