゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。


不安になったナミに

追いうちをかけるよ

うに、抑揚のない少

女の声がした。彼女

はずんずん進んで出

口を目指した。体育

館には障害物などな

いはずである。壁に

ぶちあたったら、そ

こから扉を探せばい

いと思ったのだ。と

ころが、何かを踏ん

でころぶ。それはご

ろごろしてグニャン

としたものだった。

実は、ただのバレー

ボールだったのだが

、ナミはふるえあが

った。嫌な予感がし

て、冷や汗をかく。

「なんなんだよ!」

強がって怒鳴った。

呼応するように背後

で爆音がした。

「ひっ」

火花を散らす輪が飛

び回り、空中で消え

る帯状の炎が、上か

ら降ってくる。

少女のけたたましい

笑い声が爆発した。